捻挫は骨同士をつないでいる靭帯が伸びたり断裂したりする靭帯の障害です。
靭帯がある場所ならどこでも起こる可能性がありますが、大抵は動く頻度が多い膝、肘、首、足首などに起こります。
捻挫の主な症状は慢性的な痛みと腫れです。
安静時には感じませんが、動かすと痛みが強まる特徴があります。
靭帯が伸縮しているため、関節が不安定になることもあります。
靭帯は骨と骨をつなぐ組織のため、関節の動きに影響されやすい特徴があります。
例えば、運動中に足を捻ったり、階段の踏み外した、転倒など関節の可動域を超えた動きを強制されると、
骨同士を繋いでいる靭帯にも大きな負荷がかかるのです。
この負荷が断裂などの損傷を起こす原因になります。
診断は自覚症状から判断することも出来ます。
しかし、靭帯損傷の程度や骨折・脱臼の有無の確認が必要になるため、
現在はレントゲン検査とMRI検査を用いるのが一般的です。